胡蝶蘭は多くの種類があり、プライベートからビジネスまで、さまざまなお祝いのシーンに選ばれているお花。
実店舗では温度管理や置くスペースが必要になるため、あまり見かけませんよね。
また、オンラインショップでは「3本立て」、「5本立て」、「7本立て」などのように表記されて販売されています。
初めて胡蝶蘭を買う方にとって、あまり見慣れない表記のため違いがわからず戸惑いがちです。
この「〇本立て」の表記は用途や予算を決める目安になるため、これから購入する方にはぜひ知っておいてほしい情報です。
この記事では、〇本立ての意味や数字の違いが意味するものについて解説するとともに、お祝いシーンに欠かせない立札について紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。
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胡蝶蘭の3本立て・5本立て・7本立ての違いは何?
胡蝶蘭の3本立て、5本立て、7本立ての違いについて、つぎのポイントで解説します。
花茎の本数の違い
3本立て、5本立て、7本立てとは1つの鉢に入っている胡蝶蘭の花茎の本数のこと。
胡蝶蘭は1つの株から1本の花茎が出ていて、それを1つの鉢に入れた場合は1本立てになります。
3本立ては3株を1つの鉢に寄せ植えしたもので5本、7本も同様の意味です。
一般的に胡蝶蘭は1本の花茎に10〜15輪ほどの花が咲きます。
- 3本立ての花の数は30〜45輪
- 5本立ては50〜75輪
- 7本立ては70輪以上
となります。
花茎の本数が増えるにしたがって花の数も増えるため、より豪華になるのがわかりますね。
本数の増加によって胡蝶蘭全体のサイズも大きくなり、当然ですが値段も高くなります。
どれにしようか迷ったときは、予算と照らし合わせながら、本数で選ぶのも1つの方法です。
3、5,7の奇数は縁起が良い数字
胡蝶蘭の本数に3、5、7の奇数が使われているのは、古代中国の「陰陽道」の考えに影響されているためです。
陰陽道では奇数は陽の数で縁起が良く、偶数を陰の数としています。
そのため、日本では「3月3日」、「5月5日」、「三々九度」など、おめでたい日には奇数が用いられています。
ちなみに9は奇数で縁起の良い数字のはずですが、日本では”苦”のイメージにつながることからあまり使われていません。
また、偶数の8は末広がりで縁起が良いと考える方もいますが、捉え方は人によって違うためフォーマルな場で贈る場合は奇数を選んだほうが無難です。
3本立て
3本立てはお祝い用として最もポピュラーな本数です。
高さは90cm前後、横幅は約50cm、価格帯は1〜5万円程度。
胡蝶蘭のグレードや品種、花の大きさや数、つぼみの数によって金額に幅があります。
5本立てに比べるとサイズも小さく、個人商店や”店舗が広くても胡蝶蘭を置くスペースに余裕がない”場合に向いています。
3本立てのメリットは、5本立てや7本立てよりもリーズナブルな価格帯で飾りやすく、持ち運びしやすいこと。
金額や大きさを考えると、開店祝いや移転祝いなどのビジネスシーンから、就職・入学・結婚などのプライベートなお祝いとしても気軽に贈れますよね。
省スペースを考えて3本立てすると物足りないという場合は、花びらの大きい大輪や、白赤でおめでたい赤リップ系、黄色がおすすめ。
より華やかでお祝いムードが高まります。
プライベートで複数の方に同時に胡蝶蘭を贈りたいときは、プライベートでお世話になった上司やとくに親しい相手には5本立て、そのほかの方には3本立てにするという方法もあります。
大輪よりも小さなミディやミニ胡蝶蘭は、カラーバリエーションが豊富なので、贈る相手の好きな色を選ぶと喜ばれますよ。
5本立て
5本立ては高さ90〜100cm程度、横幅は60cm前後で3本立てより本数が増えるため、縦横サイズも大きくなります。
開店、開業、就任、周年記念など、主にビジネスシーンにおいて贈られることが多い本数です。
重い役職に就いた、30周年記念など相手にとって特別な日には3本立てより5本立てのほうが、お祝いの気持ちを最大限に伝えることができます。
ビジネスシーンでは多数の祝い花が届けられるため、3本立てよりも5本立ての方が存在感もあり自社を目立たせることもできます。
5本立ての価格帯は3〜7万円で幅があります。
重要な取引先には花びらが大きく数の多い6〜7万円のものを選ぶなど、贈る相手との関係性によって予算を調整すると良いですよ。
ビジネスシーンでは白や白赤のリップ系は定番ですが、企業のイメージカラーに合わせて胡蝶蘭の色を選ぶなど配慮してみましょう。
プライベートでは、古希などの長寿のお祝い、結婚、退職など人生の節目になるお祝いには5本立ての華やかさが喜ばれます。
ただし、飾るスペースが必要になるため、サイズの小さなミディ胡蝶蘭にするなど、相手を思いやる気持ちも忘れずに。
7本立て
7本立ては高さ100cm前後、横幅70cm前後、花は70〜100輪程度と、ゴージャスな大型サイズです。
価格は5万円からありますが、花の大きさや数、グレードなどから10万円以上するものもあります。
社長就任、社屋完成、選挙の当選、周年記念など、重要な取引相手に贈りたい本数です。
選挙の当選や周年記念など、喜びを繰り返す場合は、ポピュラーな3本立てや5本立てから7本立てに変更して、祝福と信頼の気持ちを伝えましょう。
ただし、7本立ては舞台公演やレセプションパーティー、社長室など飾るスペースが確保できる場合に限られます。
サイズが大きくそれなりの重量があるため、搬入経路や置き場所の設定などが必要になります。
せっかくの花が無駄にならないように、事前に相手先へ了解を得てから贈るようにしましょう。
なお、7本立ては一般的な街の花屋さんには日常的に置いてない商品です。
オンラインショップを利用する場合は、記念日の前日または当日の午前中に届くように、その1週間前には手配しておくと良いでしょう。
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胡蝶蘭の立札(名札)の書き方は?【見本あり】
胡蝶蘭販売店のテンプレートを利用すればカンタンに完成しますが、受け取る相手に失礼のないように立札の種類や用途、書き方をマスターしておきましょう。
立札は「木札」「紙札」「メッセージカード」の3種類
立札はつぎの3種類がメジャーです。
木札
木札はビジネス、フォーマルなお祝いにおすすめ。
贈答用の3本立て、5本立に多く使われています。
ビジネスやフォーマルな場では、筆文字のフォントを選ぶのが一般的です。
紙札
さまざまな装飾やイラストが印刷できる紙札はデザイン性が高いので、ビジネスからプライベートまで使えます。
木札では大輪の胡蝶蘭の陰になって隠れてしまう7本立てや、ミディやミニ胡蝶蘭にも軽量の紙札がおすすめです。
筆文字にこだわらず、紙札のデザインや相手先に合うフォントを選んでくださいね。
メッセージカード
サイズの小さいミディまたはミニ胡蝶蘭にぴったり。
紙札と同様に花の上や株元に添えられます。
縦書き、横書きの違い
ビジネスやフォーマルな場では縦書きが主流です。
企業名や氏名にアルファベットやカタカナが多く入る、カジュアルな雰囲気を出したいときは横書きがおすすめ。
立札の書き方
立札には「御祝」「祝 開店」「祝 御就任」などの頭書き(お祝いの文言)を赤色で入れます。
贈り主の「会社名」「役職名 自分の氏名」は黒色で記入します。
贈り主を明確にするため、自分の会社名や氏名を記入するのがマナーです。
プライベート間での贈り物は氏名だけでOK。
立札は何のお祝いで誰が贈ったのかを書くためのもの。
受け取る相手の社名や氏名の記入は必須ではありません。
ただし、開店祝いなどの場合は、周囲の人々への宣伝も兼ねて相手の店舗名を入れると喜ばれますよ。
【再確認】そもそもなぜ胡蝶蘭を贈るの?
お祝い花に胡蝶蘭が選ばれるのは「幸福が飛んでくる」という花言葉、見た目の華やかさ、日持ちの良さ、高級品としての特別感などが理由です。
祝い花として圧倒的な地位を誇る胡蝶蘭。
購入する場合は、歴史ある専門店を利用しましょう。
胡蝶蘭専門店として有名なギフトフラワーでは、高品質な花であることはもちろん、16時までの予約で翌日発送もしてくれます。
迷ったらぜひ利用してみてください。
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胡蝶蘭に関するよくある質問
胡蝶蘭に関するよくある質問を解説します。
- 胡蝶蘭の3本立て、5本立て、7本立ての違いをカンタンに教えてください。
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カンタンに言うと、1つの鉢に入っている胡蝶蘭の茎の本数の違いです。贈答用の胡蝶蘭は1つの株から花芽が出て、1本の茎(花茎)へと育ち、花を咲かせます。通常は1つの鉢につき、1つの株を植えて1本立てになりますが、3本立ての場合は1つの鉢に3つの株を寄せ植えするため、3本の茎=3本立てになるのです。5本立て、7本立ても同様に寄せ植えによって、1つの鉢に5本、7本の茎が入っていることになりますね。胡蝶蘭の本数の増加によって、値段も上昇しますが、贈る用途も違ってきます。胡蝶蘭を買うときは花の大きさや色のほかに、本数も選択肢の1つになると考えて選ぶと良いでしょう。